菊花山 (送電鉄塔No.40尾根)



大月駅の南に聳える菊花山。前回は沢井沢ノ頭方面から登頂し、無辺寺へ下山したため、別ルートを探してみたくなりました。
ネットでざっと調べてみると、大月駅に近い尾根からも登れるらしいとのこと。
あまり詳しく調べてしまうのも、面白さが半減するため、ほどほどにしましたが、これが後々、大変なことになります。
結論から言うと、全く間違った尾根を登っていたのです。

 

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01 バイパスの跨線橋

鉄塔を目指し、取り付きを探す。


02 墓地の脇を

取り付きが判らず、山際にある墓地に入り込んでしまいました。そこを清掃していた方に尋ねてみると、「山の中までは知らない。尾根には道があるかも。」とのことでした。。


03 谷村線No.40鉄塔

菊花山の北側はいくつもの小さな尾根があり、それぞれに送電鉄塔が屹立しています。今回の尾根には送電鉄塔谷村線(やむらせん)No.40が建っており、便宜上No.40尾根と名付けておきます。

送電鉄塔谷村線No.40詳細 >>

 


04 尾根の背を

なんとなく踏跡がありますが,,,



05 岩が現れはじめる

杉・桧林なら人の手が入っているため、作業道があるのですが、あたりは広葉樹の森です。巨石が現れはじめ、その上に落ち葉が積もり、滑りやすい状態が続きます。これがどこまで続くのだろうかと不安な気分になったりします。


06 唯一の平場

尾根に道はなく、しかもかなりの急勾配です。土をつま先で蹴り込み、足場を作りながら登って行きました。写真は道程で唯一の平場です。ここで小休止。

 


07 踏跡消失

踏跡は消失し、それらしきものは動物の歩いたケモノ道と思われます。幸いなことに下草がさほど茂っておらず、ルートファインディングが容易なことでした。


08 急斜面を

急斜面では樹木は斜めに生えます。カメラは水平にして撮影してあります。



09 道と合流

ようやく道らしいものが現れました。東側の別の尾根から延びてきたものと思われます。さて、菊花山を東西に結ぶ尾根のどのあたりに出るのだろうと、明るくなって来た森を進むと,,,


10 菊花山山頂

ヤブが開け、明るい尾根に出てみると、そこはまさしく菊花山の山頂、三角点のある小広場に直登でした。写真中央の茂みから出て来たことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果として、無事に山頂へ出たわけですが、標高差240mのほとんどに道はありませんでした。そのため地図上では最短に見えるルートですが、1時間は要します。
大月駅からの最短は、このあと下山に利用した金刀比羅神社を経由するルートのようです。

 
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